「実家の庭じまいをしたいけれど、先代が置いた巨大な庭石をどう捨てればいいか分からない」
「立派な石灯籠(いしどうろう)や庭石は、粗大ゴミとして自治体で回収してもらえるの?」
「業者に見積もりを頼んだら数十万円と言われたけれど、安く安全に撤去する手順はあるの?」
このように、実家の片付けや庭のリフォームで発生した石灯籠や庭石の処分に悩む方は少なくありません。
庭石や石灯籠は重量が大きく、自治体によっては粗大ごみや一般ごみとして収集していません。たとえば、自治体の分別案内で「庭石」「石灯籠」などを受入不可としているケースがあります。
また、大きな石は搬出に重機が必要になる場合もあるため、自力で動かすのは危険です。
この記事では、実家の庭にある石灯籠や庭石を処分する方法について、自治体で断られる理由や、安全かつ正しく処分する具体的な手順から費用を抑えるコツまで詳しく解説します。
石灯籠・庭石の処分が難しくなる理由
庭の解体やリフォームで発生した石灯籠や庭石は、一般的な家庭ゴミや大型家具とは異なり、個人での処分が難しい品目です。その主な理由は以下の3点です。
① 自治体では収集対象外となる場合がある
石灯籠や庭石は自治体によって収集対象外となっており、通常の粗大ごみとして出せないケースがあります。
自治体ごとにルールが異なるので自治体のルールを確認してみましょう。
② 見た目のサイズを遥かに凌駕する「異次元の重量」
大きな庭石は見た目以上に重量があり、サイズによっては人力での搬出が難しくなります。さらに石灯籠は、パーツごとに分解できたとしても、笠や台座のパーツは重く、人力で無理に持ち上げると、転倒や落下によるけがにつながるおそれがあります。
③ 地面深くに埋まっている「根石(ねいし)」の存在
庭石は一部が地中に埋め込まれていることがあり、地表から見えている大きさだけでは、実際の撤去作業の難易度を判断できない場合があります。そのため、地表に出ている部分だけを見て軽トラック等で運べると思っても、実際に掘り起こしてみると見えている部分よりも大きく、人力だけでは掘り起こしが難しく、重機などが必要になる場合があります。
石灯籠・庭石を処分する方法
自治体で回収してもらえない石灯籠や庭石を処分するには、大きく分けて3つのルートがあります。ご自身の予算や量、庭の状況に合わせて方法を選びましょう。
1. 不用品回収業者に搬出から丸投げする
実家の片付けで出た家具や家電などの不用品もあり、まとめて相談したい場合に選択肢となります。
- メリット: 石の掘り起こしや搬出、トラックへの積み込みまで対応している業者もあります。家の中に家具や家電などの不用品が残っている場合は、あわせて相談できるケースもあります。
- デメリット: 複数の業者に見積もりを依頼し、作業内容と料金を比較すると安心です。
2. 造園業者や石材店に撤去を依頼する
庭の構造に詳しく、隣の家との隙間が狭いなど、重機が入らない場所にある石を安全に撤去したい場合に選択肢の一つです。
- メリット: 庭や石のプロであるため、重機が入らない狭い庭であっても、石を細かく叩き割る「小割(こわり)」という専門技術を使って、周囲の庭木や建物への影響を抑えながら撤去する方法を相談しやすいです。
- デメリット: 職人の専門技術(人件費)や特殊な道具を使うため、処分費用が高額になりやすいです。また、石以外の家庭ゴミの回収は対応していない業者が多いため、事前確認が必要です。
3. 解体工事を行う「外構業者・解体業者」に依頼する
実家を壊して更地にしたり、家全体の大規模な外構リフォームをすでにプロの業者へ発注している場合のルートです。
- メリット: 家の解体や外構工事と同時に依頼できれば、重機や運搬車両を共用できる場合があります。
- デメリット: あくまで「工事とセット」が前提となるため、自力で片付けようとして残ってしまった「石だけを引き取りに来てほしい」という依頼には不向きで、断られるケースが多いです。
石灯籠・庭石の撤去費用は何で変わる?
庭石や石灯籠の撤去費用は、石の大きさや数だけでなく、設置場所や搬出経路、重機の使用有無などによって変わります。
特に費用に影響しやすいのは、以下のようなポイントです。
- 石の大きさ・数量
- 地中に埋まっているか
- 庭まで重機を入れられるか
- クレーン車などが必要か
- 石を小割して搬出する必要があるか
- 搬出経路の距離や広さ
- 撤去後の処分方法
また、庭石だけでなく、庭木や物置、家の中の家具・家電なども一緒に処分する場合は、作業内容によって費用が変わります。
正確な金額は現場の状況によって変わるため、石の大きさや設置場所、搬出経路を伝えたうえで、複数の業者から見積もりを取ると比較しやすくなります。
石灯籠・庭石を処分するときの注意点
石灯籠や庭石の処分を進める前に、後から大きなトラブルに発展させないための事前に確認しておきたいポイントを確認しておきましょう。
「重機の搬入経路(空中と地面)」の事前確認
大きな石を運び出す場合は、クレーン付きのトラック(ユニック車)や小型の重機を使用することがあります。見積もり前に必ず、道路から庭までの通路幅があるかだけでなく、頭上に遮る電線やカーポートの屋根がないか(クレーンのアームが伸ばせるか)を確認してください。また、重いトラックが通ることで敷地内の配管や埋設物、舗装などに重機の影響が出ないかも、事前に業者へ確認しましょう。
自力で石を砕く「割る作業」の破片飛散による大怪我
石をハンマーなどで砕くと、破片が周囲に飛散するおそれがあります。目や顔に当たれば大きなけがにつながる可能性があるため、保護具なしでの作業は避けましょう。周囲に住宅や車がある場合は、破片による物損にも注意が必要です。
まとめ|庭石の状態と家の片付け状況に合わせて処分方法を選ぼう
実家の庭にある庭石や石灯籠は、重量が大きく、搬出には重機や専門的な作業が必要になる場合があります。無理に一人で動かそうとせず、石の大きさや設置場所、搬出経路を確認したうえで処分方法を選びましょう。
- 銘石や石灯籠など、再利用できそうなもの
→ 地元の掲示板や譲渡先を探し、引き取り条件を確認する - 庭が狭い、重機が入りにくいなど、搬出作業に不安がある場合
→ 造園業者や石材店に相談し、掘り起こし・小割・搬出まで対応できるか確認する - 庭石の撤去だけでなく、実家の家具・家電・生活用品なども大量に残っている場合
→ 不用品回収業者に、庭石の撤去を含めて対応できるか相談する
特に実家の片付けでは、庭石だけでなく、家の中に家具や家電などの不用品が大量に残っているケースもあります。
その場合は、庭石の撤去と不用品の回収をまとめて相談できる業者があるか確認し、対応範囲と料金を見積もりで確認するとスムーズです。
ただし、すべての不用品回収業者が庭石や石灯籠の撤去に対応しているとは限りません。問い合わせる際は、石の大きさや設置場所、搬出経路、家の中に残っている不用品の量などを伝え、どこまで対応してもらえるのかを確認しましょう。
庭石の撤去は、費用だけでなく安全面や搬出方法も重要です。無理に自力で動かそうとせず、複数の業者から見積もりを取り、作業内容を比較してから依頼先を決めると安心です。
大型家具や重量物、大量の不用品など、自力での搬出や処分が難しい場合は、無理に動かさず専門業者へ相談しましょう。
複数の業者から見積もりを取り、料金や作業内容を比較してから依頼できます。
※品目や設置状況によっては対応できない場合があります。申し込み時に、処分したい品物や数量、搬出状況などを伝え、対応範囲を確認してください。
