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【コンクリート製ゴミ箱】昔の実家の裏手にある超重量コンクリート箱を破壊・撤去する方法

「実家の裏に、昔のコンクリート製のゴミ箱が残っている」
「重くて動かせないし、粗大ごみにも出せない」
「ハンマーで壊せば捨てられるのか、でも危なそうで不安」

コンクリート製のゴミ箱は、重くて動かせず、自治体のごみ収集では扱ってもらえないことが多い撤去物です。壊して小さくしようとしても、粉じんや騒音、けがのリスクが伴い、壊した後のがれきの処分先も確保しなければなりません。

この記事では、次の内容を解説します。

  • コンクリート製ゴミ箱の重さの目安と、自治体で出しにくい理由
  • 自治体ごとの受け入れ条件の例
  • 自分で壊す場合の手順と、粉じん対策
  • 自治体・業者・処分場の使い分け
  • 見積もり依頼のチェックリスト

目次

この記事の結論

  • コンクリート製のゴミ箱は、サイズによっては1台で100kg以上になることがあります。自治体では、少量の破片は家庭ごみで出せても、まとまった量は収集・持ち込みの対象外となる場合が多いです。
  • 自分で壊す場合は、小型のものに限り、粉じん対策と保護具を徹底してください。鉄筋が入っている、厚みがある、場所が狭い場合は、業者に撤去を依頼するのが安全です。
  • 壊した後のがれきは、民間の処理業者や再資源化施設への依頼が必要になることがあります。

撤去・処分に困っている方へ
重量物や、壊す作業が必要な撤去は、無理に行わず専門業者へ相談しましょう。複数社の見積もりを比較してから依頼できます。

不用品回収の一括見積もりを依頼する

※品目や設置状況によっては対応できない場合があります。申し込み時に、ゴミ箱のサイズ・設置場所・周辺の状況(通路の幅など)を伝え、対応範囲を確認してください。


まず確認|誰のもので、誰が出すかで扱いが変わる

状況処分の考え方責任
自宅(実家)の敷地内にある、家庭から出た廃棄物一般廃棄物として、市町村のルールに従う所有者(自分)
業者が撤去・解体した工事で出た廃材は、業者が処理するのが原則工事を施工した業者
事業所・店舗のもの産業廃棄物など、事業系の扱い事業者

廃棄物処理法では、家庭から出たごみは「一般廃棄物」、事業活動に伴って出たもののうち法令で定める20種類は「産業廃棄物」とされています。福島県郡山市は、事業活動に伴って生じた廃棄物は、ごみ集積所に出せないとし、産業廃棄物は産業廃棄物処理業者に委託するよう案内しています。

実家の敷地のものを撤去する場合は、次の点も確認しておきましょう。

  • 所有者は誰か(相続が済んでいない場合は、関係者の同意を取っておく)
  • 隣地との境界や、近隣への影響(騒音、粉じん、搬出経路)
  • 自治会や町内会が設置した共同のごみ置き場ではないか(その場合は、勝手に撤去せず、管理者に確認する)

※区分の扱いは自治体の運用によって異なります。迷ったら、お住まいの市町村の環境部局に確認しましょう。


コンクリート製ゴミ箱が出しにくい5つの理由

① 想像以上に重い

コンクリートは、一般に1立方メートルあたり約2.3トン前後の重さがあります。

たとえば、外寸が60cm×60cm×60cm、壁と底の厚さ5cm、上が開いた箱(コンクリート部分の体積は約0.08立方メートル)と仮定すると、重さは約180kgになる計算です。これは、素人が持ち上げたり、動かしたりできる重さではありません。

※上記は、一定の条件を置いた試算です。実際の重さは、サイズ、厚み、鉄筋の有無で変わります。

② 自治体が、収集・持ち込みの対象外にしている

自治体の対応は、さまざまです。

  • 福島県郡山市は、片付けで出たブロックやコンクリート片などを、燃えないごみの日に、1世帯合計でおよそ10kg程度(ポリ袋の手さげ3つ分が目安)まで、集積所に出せるとしています。10kg以上ある場合は、複数日に分けるか、有料の民間業者に依頼するよう案内しています。
  • 秋田市は、コンクリートブロックを粗大ごみとし、少量の破片は家庭ごみに出してかまわないとしています。
  • 大阪府箕面市は、容量が20リットル以下の土砂・煉瓦・コンクリートブロックなどを、ごみ収集日には出せない処理困難物とし、環境クリーンセンターへの持ち込みや、臨時ごみ収集などで処理するよう案内しています。
  • 鹿児島市は、市の施設で受け入れないごみとして、コンクリート片、ブロック、石ころなどを挙げています。

同じコンクリート片でも、自治体によって、収集・持ち込み・受け入れ不可と、扱いが大きく異なります。 1台分の重さは、郡山市の「10kg程度」を大きく超えます。

③ 壊す作業そのものが危険

コンクリートを壊すと、細かい粉じんが出ます。厚生労働省の啓発資料(鳥取県が転載)では、コンクリートの粉じんを長期間吸い込むと、肺に蓄積して「じん肺」にかかる可能性があるとされ、個人で作業する場合は、水をまく、換気する、使い捨て式防じんマスクなどを着用することが推奨されています。粉じんが発生する現場での作業は、専門の業者に依頼することが勧められています。

実際の労災事例でも、手持ちブレーカー(振動式破砕機)で廃コンクリートを破砕する作業に約12年従事した人が、じん肺、難聴、振動障害になったケースが報告されています。

④ 壊した後の「がれき」の処分先が必要

コンクリートの塊を破片にしても、ごみの量は減りません。 郡山市の目安のように、自治体の集積所では少量しか出せないため、まとまった量は、民間の処理業者や再資源化施設への依頼が必要になります。

⑤ 設置状況によっては、搬出自体が難しい

実家の裏手など、通路が狭い、段差がある、地面に埋まっている、基礎と一体になっている場合は、運び出しに手間がかかります。重機が入れない場所では、人力で壊して運ぶ必要があり、作業が大がかりになります。


処分する4つの方法

比較表

方法向いている人手間費用の傾向注意点
① 自治体に出す(少量の破片・粗大ごみ)小型で、少量の破片になる大低量の上限、自治体によっては受け入れ不可
② 解体業者・外構業者に撤去を依頼大きい、鉄筋入り、狭い場所、壊す作業が不安小中〜高見積書に撤去・処分費が含まれるか確認
③ 不用品回収・廃材回収業者に依頼小型〜中型、搬出・運搬も任せたい小中〜高破壊作業に対応しているか、許可の有無を確認
④ 自分で壊して、処理業者・処分施設に持ち込む作業に慣れている、運搬手段がある大低〜中粉じん・けが、受け入れ条件(サイズ・量)を確認

1. 自治体に出す

秋田市のように、コンクリートブロックを粗大ごみとして扱う自治体や、郡山市のように、少量の破片を集積所に出せる自治体があります。ただし、ゴミ箱1台の重さと、自治体の上限は、釣り合わない場合がほとんどです。事前に確認しましょう。

2. 解体業者・外構業者に撤去を依頼する

大きい、鉄筋が入っている、場所が狭い、壊す作業に不安がある、といった場合の、最も安全な選択肢です。

  • メリット: 破壊・搬出・処分まで、まとめて任せられます。業者が、産業廃棄物として処理する責任を持ちます。
  • デメリット: 費用がかかります。見積書に**「撤去・処分費」が含まれているか**、必ず確認してください。

3. 不用品回収・廃材回収業者に依頼する

小型〜中型のもので、他の不用品もある場合の選択肢です。

  • メリット: 搬出から運搬、処分まで任せられます。庭や裏手の他の不用品とまとめて相談できる場合もあります。
  • デメリット: コンクリートの破壊作業に対応していない業者もあります。家庭から出た廃棄物の回収には、市町村の許可(または許可業者との提携)が必要になるのが一般的です。許可の有無や対応範囲を、必ず事前に確認しましょう。

コンクリート製の重量物や、庭の他の不用品をまとめて処分したい方へ
複数の業者の見積もりを比較して、重量物の撤去・回収や、他の不用品との同時回収が可能かを確認できます。

不用品回収の一括見積もりを依頼する

※対応可否は業者や現場によって異なります。申し込み時に、ゴミ箱のサイズ・設置場所・通路の幅・地面への固定の有無を伝えて確認してください。

4. 自分で壊して、処理業者・処分施設に持ち込む

作業に慣れていて、軽トラックなどの運搬手段がある場合の方法です。

  • メリット: 業者に依頼するより、費用を抑えられる可能性があります。
  • デメリット: 粉じん、騒音、振動、けがのリスクが大きい作業です。受け入れ先(民間の処理業者、再資源化施設など)のサイズ・量・鉄筋の有無などの条件を、事前に確認する必要があります。

自分で壊す場合の手順と、粉じん対策

小型で、鉄筋が入っていない、または少ない場合に限った手順です。大きいもの、厚みがあるもの、狭い場所では、業者に任せてください。

準備する保護具

  • 防じんマスク(使い捨て式の防じんマスクやN95マスクなど)
  • 保護メガネまたはゴーグル
  • 厚手の手袋、長袖・長ズボン、安全靴
  • 耳栓または防音保護具(ハンマーやブレーカーの騒音対策)

壊す手順

  1. 周囲を養生する(飛散防止のシートを張る。近隣や通行人に配慮する)
  2. 水をまいて、粉じんを抑える(作業中も、こまめに水をかける)
  3. ハンマーなどで、少しずつ割る(大きな塊は、持てるサイズまで)
  4. 鉄筋や金具が出てきたら、別に分ける(鉄筋はスクラップとして出せる場合がある)
  5. 破片を、丈夫な袋や容器に入れる(重くなりすぎない量に分ける。1袋ごとの重さは、運べる範囲で)
  6. 作業後は、掃除機などで粉じんを回収する(ほうきで掃くと舞い上がる)

作業中・作業後の注意

  • 作業は、風の弱い日に、屋外で行う
  • 咳、痰、息切れが続く場合は、医師に相談する(じん肺は、初期には自覚症状がないことがあります)
  • 電動ブレーカーなどの工具は、レンタルできることがありますが、振動や騒音が大きいため、慣れていない場合は避ける

自治体で回収してもらえるか確認する方法

確認のしかた

  1. 自治体の「ごみ分別辞典」で「コンクリート」「ブロック」「がれき」を検索する
  2. 載っていない場合は、環境課・清掃事務所に電話する

電話で聞くこと

  • コンクリート片・ブロックは、収集・持ち込みの対象か
  • 1回に出せる量の上限(重さ・容量)
  • 袋の指定や、収集日の指定
  • 対象外の場合の案内先(民間の処理業者の紹介など)
  • 事業者・業者が出したものの扱い(通常は不可)

処分費用はいくらかかる?

金額の考え方

自治体に出す場合: 少量なら、通常のごみ袋の費用、または手数料
業者に依頼する場合: 撤去・破壊作業費 + 運搬費 + 処分費 + 諸経費

金額は、サイズ・重さ・鉄筋の有無・設置場所・搬出の難しさによって大きく変わるため、この記事では具体的な金額は載せません。業者に問い合わせるときは、次の情報を伝えると、概算が出やすくなります。

  • ゴミ箱のサイズ(幅・奥行き・高さ・厚み)
  • 鉄筋や金具の有無(分からなければ、写真を送る)
  • 設置場所(通路の幅、段差、地面に固定・埋設されているか)

費用を左右するポイント

  • サイズ・重さ・厚み
  • 鉄筋の有無
  • 基礎や地中との一体化
  • 搬出経路の広さ・重機が使えるか
  • 破壊作業の難しさ・時間
  • 他の不用品・撤去物も一緒に処分するか

費用を抑えるコツ

  1. 庭や裏手の他の撤去物と、まとめて依頼する
  2. 複数の業者から見積もりを取る
  3. 写真と寸法を送って、事前に概算を出してもらう
  4. 自分で、小さく割れる範囲・運べる範囲だけを、安全にやる(無理は禁物)

処分の手順(ステップ別)

  1. 所有者と、近隣・自治会への確認をする(実家の場合は、相続や共有の状況も確認)
  2. ゴミ箱のサイズ・厚み・設置状況を測る・撮影する
  3. 自治体に、コンクリート片の扱いと量の上限を確認する
  4. 自分で壊すか、業者に任せるかを決める(大きい・鉄筋入り・狭い場所は、業者に)
  5. 業者に頼む場合は、複数の見積もりを取る
  6. 自分で壊す場合は、保護具を着用し、水をまいて作業する
  7. 壊したがれきを、受け入れ先の条件に合わせて分けて搬出する
  8. 当日は立ち会い、領収書を確認する

見積もり・問い合わせのチェックリスト

業者に伝えること

  • □ ゴミ箱のサイズ(幅・奥行き・高さ・厚み)
  • □ 鉄筋・金具の有無(写真を送る)
  • □ 設置場所(実家の裏手、通路の幅、段差)
  • □ 地面への固定・埋設の有無
  • □ 搬出経路(重機が入れるか)
  • □ ほかに撤去・処分したいもの(庭石、ブロック、古い物置など)

業者に確認すること

  • □ コンクリートの破壊・撤去に対応しているか
  • □ 回収に必要な許可を持っているか(または許可業者と提携しているか)
  • □ 粉じん・騒音への対策(散水、養生、近隣への配慮)
  • □ 見積もりの内訳(撤去費・処分費・運搬費)が分かれているか
  • □ 追加料金が発生する条件は何か
  • □ 回収後の処分先(どのように処理されるか)を説明してもらえるか

庭や裏手の撤去物と、不用品をまとめて相談したい方へ
対応範囲と料金は、業者によって異なります。一括見積もりで複数の業者を比較すると、条件を確認しやすくなります。

不用品回収の一括見積もりを依頼する


注意点

粉じんを吸い込まない

防じんマスク、ゴーグル、手袋、長袖を必ず着用し、水をまいて粉じんを抑えましょう。長期間の吸入は、じん肺のリスクがあります。

重い塊は、無理に持ち上げない

腰を痛めたり、指を挟んだり、足に落としたりする事故が起こりやすいです。安全靴を着用し、重いものは複数人で扱うか、業者に任せましょう。

近隣への騒音・振動・粉じんに配慮する

ハンマーや電動工具の音と振動は、近隣の迷惑になることがあります。作業の時間帯を選び、事前に近隣へ声をかけておくと、トラブルを防げます。

地中・基礎を、無理に掘り起こさない

ゴミ箱が地面に埋まっている、または基礎と一体になっている場合は、配管や地中の構造物を傷つけるおそれがあります。業者に確認してもらいましょう。

無許可の回収業者・「無料回収」に注意する

「無料で引き取ります」と回ってくる回収車や、極端に安い料金を提示する業者に頼むと、不法投棄や高額請求などのトラブルにつながるおそれがあります。会社の所在地、連絡先、許可の有無を確認しましょう。

壊したがれきを、空き地や山林に捨てない

不法投棄にあたる可能性があります。必ず、自治体や、受け入れ可能な処理業者に出してください。


よくある質問

Q1. コンクリート製のゴミ箱は、粗大ごみに出せますか?
自治体によって異なります。秋田市のように、コンクリートブロックを粗大ごみとする自治体もあれば、鹿児島市のように、市の施設で受け入れない自治体もあります。まずは自治体に確認しましょう。

Q2. 壊して小さくすれば、燃えないごみで出せますか?
少量の破片であれば、出せる自治体があります(郡山市は、1世帯合計でおよそ10kg程度まで)。ただし、ゴミ箱1台分の量は、この上限を超えることが多いです。

Q3. 自分で壊しても、大丈夫ですか?
小型で、鉄筋が少ないものであれば可能なことがありますが、粉じんや騒音、けがのリスクが大きい作業です。厚生労働省の啓発資料でも、粉じんが発生する現場での作業は、専門の業者に依頼することが勧められています。

Q4. 壊した破片は、どこに持ち込めますか?
民間の処理業者や再資源化施設に、受け入れてもらえる場合があります。サイズ・量・鉄筋の有無などの条件があるため、事前に問い合わせてください。

Q5. 鉄筋が入っていたら、どうしますか?
鉄筋は、コンクリートから分けて、金属として別に出します。鉄筋入りのコンクリートは、壊すのが難しいため、業者に任せるのが安全です。

Q6. 実家の敷地のものを、勝手に撤去してもいいですか?
所有者の同意が必要です。相続が済んでいない場合や、自治会の共同のごみ置き場だった場合は、関係者や管理者に確認してから進めましょう。


まとめ|「サイズ」と「安全」で、自分でやるか、業者に任せるかを決めよう

コンクリート製のゴミ箱は、重くて、壊す作業にもリスクがあり、自治体では扱ってもらえないことも多い撤去物です。次のように、状況に合わせて選びましょう。

  1. 大きい、鉄筋入り、狭い場所、地面に固定されている場合
    → 解体業者・外構業者に、撤去から処分まで依頼する
  2. 小型〜中型で、搬出・運搬も任せたい場合
    → 回収業者に、破壊・回収に対応できるか確認する
  3. 作業に慣れていて、運搬手段もある場合
    → 保護具と粉じん対策を徹底し、受け入れ先の条件を確認してから行う
  4. 少量の破片になる場合
    → 自治体に、量の上限と出し方を確認する

実家の片付けでは、ゴミ箱のほかに、庭石やブロック、古い物置、不用品も出ることがあります。まとめて相談できる業者がないか確認し、対応範囲と料金を見積もりで比較すると、手間もコストも抑えやすくなります。

専門業者への相談

大型家具や重量物、大量の不用品など、自力での搬出や処分が難しい場合は、無理に動かさず専門業者へ相談しましょう。
複数の業者から見積もりを取り、料金や作業内容を比較してから依頼できます。

※品目や設置状況によっては対応できない場合があります。申し込み時に、処分したい品物や数量、搬出状況などを伝え、対応範囲を確認してください。


【参考にした情報】

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